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食事と五感の関係について

五感が持つ力についてご紹介します

五感

誰もが、”五感” という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
五感は「視覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」「聴覚」の5つから構成されています。
アリストテレスが提唱したとされる五感は、古代ギリシャ哲学では、「自然を把握する能力」を意味していたそうです。

古代ギリシャ哲学では「自然を把握する能力」を意味していた。例えば私たちは視覚を使って光を感知することで,自分を取り巻く環境からの情報を得ている。同じように嗅覚と味覚は化学物質を,触覚は温度や圧力を,聴覚は空気の振動を感知することで,周囲からの情報を集めている。

(日経サイエンス2006年3月号 五感の遺伝子からみたヒトの進化 著者:郷康広 / 颯田葉子より)

生活する上でとても大切な五感ですが、食事とはどのように関わっているのでしょうか。

 

五感の感じ方

五感は、全ての感覚が均等に感じているわけではなく、より強いものもあれば弱いものもあり様々です。実際どのくらい違うかというと、

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※割合については若干の幅有り

視覚:87% 聴覚:7% 触覚:3% 嗅覚:2% 味覚:1%
一目瞭然ですね。視覚の割り合いが最も高く、約90%を占めています。
そして食事と最も関係が深そうな味覚が1%しかないという驚きの事実です。「美味しい」と思って食べているもののほとんどが味覚からではなく、視覚からの情報で感じているということになります。

 

五感のもたらす力

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五感の中で最も感じやすいのが視覚、最も感じにくいのが味覚ということがわかりましたが、家庭はもちろん飲食店などで食事をするときに、見ただけで「美味しそう~!」となることもあるので、「確かに、分からんでもない」という気もします。
視覚から得られる情報は、食事の環境・調理する人の様子・周りで食べている人の様子・料理の盛り付け・色合いなど様々です。食べなくても見た目から「美味しそう」と感じることができ、美味しいが視覚化されています。

では、視覚の次に感じている聴覚はどうでしょうか。
聴覚から得られる情報は、食事中のBGM・話し声・料理をする音・運ばれてきた時の鉄板で焼ける音などこちらも様々です。
楽しいいま流行りの音楽が流れるところでは比較的若い方が多く、料理もフランクなものが多い印象です。反対に落ち着いたムードの音楽が多いところでは少し年齢層が高く、料理もシックなものになります。
また、閉店時にかけると「帰らないと」という気持ちになる音楽があるように聴覚から得られる情報がもたらす効果はとても大きいといえます。

 

このように、料理で大事な味の部分にたどり着くまでに「美味しい・美味しそう」と感じられることはたくさんあります。
そこでデリケアでは、献立からの見た目・味の美味しさ追求はもちろん、「美味しい」の環境をつくる音楽のご提案をします。

お食事の時にBGMとして使用していただける音楽のアップをはじめ、五感に関する情報や取り組みを掲載していきます。

 


 

デリケア株式会社では、施設様やご利用者様・ご家族の幸せな暮らしを食でサポートできるよう、様々な取り組みを行っております。

今後も、まだまだ新しいことにチャレンジしていきますので、随時ご紹介していきます!

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デリケアnoteにて2022.6.16公開

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